地図を捨てて、コンパスを持て

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過去の成功体験は、もはや通用しない時代

世界から見た日本の立ち位置は、21世紀を迎える前後から大きな変化が起こっています。

GDP成長はほぼ止まり、少子高齢化による労働力人口・生産人口の減少、さらに、世界的な技術力を誇る超大手企業(エルピーダメモリ、シャープ、東芝の半導体部門の海外資本による買収など、数十年前には誰も想像だにしなかったことが現実のものとなっているのです。

この状況は、日本という国が、世界との競争力を失いはじめていることを如実に示しています。

これらを引き起こした主因のひとつとして、目に見える身の回りの変化には薄々気づいてはいるものの、過去の成功体験をベースとした思考に安住し、時代の変化に合わせた柔軟な対策、改革を怠ったことが挙げられます。

つまり、日本は、成長社会、成熟社会から縮退社会(Shrinking Society)へ向かっていることを知る必要があるのです。

縮退社会(Shrinking Society)とは?
縮退都市(Shrinking cities)
縮退都市(しゅくたいとし)とは、人口減少を経た都市の事であり、主として外部への移住によって起こる物である。そのような都市のインフラは多数の人口に対応できるように作られており、その維持が大きな問題となっている。
昨今の世界人口は70億人程度であり、うち30億人程度が都市に居住している。2030年までには都市人口が41億人にまで上昇すると見られている。その中で、人口流入を続ける都市もあれば、逆に流出を続ける都市もある。 ~中略~実際、この半世紀で、10万人以上の人口を有する370程度の自治体のうち1割以上が人口減を経験しており、そのうち25%は米国の都市であり、特に重工業が盛んな中西部に多かった事実がある。
出典1:wikipedia 縮退都市(Shrinking cities)より引用、抜粋


縮退社会(Shrinking Society)下の地域再生の在り方
人口の偏在と利用度の低い土地の増加により「地域社会の縮退(shrink)」が進みつつあるわが国では、経済振興、コミュニティの再生、住民生活の再建等に取り組む「地域再生」事業の活性化が求められている。
出典2:株式会社日本総合研究所のHP
「経済・政策レポート」【特集 人口減少下の都市・地域の再生】より引用、抜粋

 


それでは、私たちはこれから何をすればいいのでしょうか?

 

原則原理、本質を考える必要性

地図を捨てて、コンパスを持て

今に限らず、常に世界全体の大きな変化の流れを捉えられている人は、ごくわずかな人たちだけではないでしょうか?

特に今は、インターネット社会の発展により、“見ようとしない人には決して見えない世界”がどんどん広がっており、人生のポジションをどこに置くのかにより、未来(あした)の見える世界がまったく異なってくるのです。

つまり、私たちは、表層的な事象だけを見るのではなく、その根底にある本質を知ることが特に必要な時代に入ってきたといえるのです。


「地図を捨ててコンパスを持て」といった言葉をあなたは聞いたことがありますか?

MITメディアラボ所長を務める伊藤穰一氏は、「世界の変化のスピードがこれだけ速くなると、”地図”はもはや役に立たない。必要なのは”コンパス”です。」と唱えています。


また、“世界を先回りする思考”の著者佐藤航陽氏(株式会社メタップス代表取締役社長)の中でも同様のことが書かれていました。

これまでのように地図の地形が同じ場所にあるという前提が崩れてきているなかで、古い地図を握りしめていては、動くことすらできません。
“世界を先回りする思考”本文より抜粋・引用


物事の原則原理、本質を理解するためには、目に見えている事象を鵜呑みにするのではなく、ひとつひとつの事をしっかりとドリルダウンして、なぜなのか”、”そもそもこれはどういう事なのか”、”要は何か”、といったことをしっかりと捉える力が重要なのです。

そうしない限り、常に人は時代の変化、社会構造をつかさどる政治や会社組織に翻弄され続ける生き方を続けなければなりません。

未来に先回りする思考法 Kindle版
佐藤航陽  (著)

「実際に空を飛ぶ機械が、数学者と機械工の協力と不断の努力によって発明されるまでには、百万年から一万年かかるだろう」 ニューヨークタイムズにこのような社説が載ったのは、ライト兄弟が人類で初めて空を飛ぶわずか数週間前のことでした。

今に生きる私たちも、この話を笑うことはできないでしょう。 

iPhoneが発売されたとき
「赤外線がないなんて流行らない」「おサイフケータイが使えないなんて不便」
と多くの人が言っていたことを

Facebookが日本に進出したとき、
「実名性のSNSは日本人の気質には合わないので普及しない」
と多くの「知識人」が言っていたことを、私たちは都合よく忘れています。

人間は本来、未来を見誤るものなのです。
しかし、そんな中でもごくわずかな人は驚くほどの先見性を発揮して大きな成果を上げています。
その違いは人々の「思考法」にあります。

出典:amazon 本書の内容紹介より抜粋・引用

 

このような世界のパラダイムの
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ライター 栗田 涼プロフィール

※ちなみに、著者はどこかの思想団体とか宗教には属しておりませんし、一切の関係もありません。

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